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映画の感想とか絵とかのはなし

『鑑定士と顔のない依頼人』鑑賞の感想respectforLa migliore offerta

昔はよく、フラーっとTU〇AYA様に立ち寄り、面白そうな(自分好みそうな)映画をパケ借りしてたなぁ。平気で何時間も居座ってDVD探してたなぁ。

今日は、そんな干物女が当時観て衝撃的に面白かった映画「鑑定士と顔のない依頼人」について!

 

あらすじ

女性が非常に苦手な一流鑑定士のもとに若い女性からの依頼が入る。その女性とやり取りをするなかで不信感や疑念を抱きながらも鑑定を行っていき、その女性のころころ変わる言い分や態度に翻弄されつつも興味を持ち、次第に惹かれていく。初めての愛情は破滅への道とも気付かずに・・・。

 

実はこの主人公の一流鑑定士、なかなかのくせ者です(なに、彼、なんと(@_@;)バルボッサ!?違うタイプのくせ者感)

・女性が苦手なので、高価な美女絵をコレクション

・友人と共謀して、オークションで高価な絵画を安値で手にして転売

・プロすぎるがゆえに曲げられない言動

・あまり情のある人間とは思えない←これは個人の印象

 

人が苦手で、なるべく人と深く関わらないように生きてこられたのでしょう。彼自身はお金儲けや絵のコレクションのことしか考えていないような人物。でも、女性の絵をコレクションしている時点で強い憧れや執着みたいなものを感じます。なので、若くて奔放な依頼人にあっさりと心を奪われずるずるどぶどぶと泥沼に沼沼していきます。まぁ、周りもそう仕向けて行くのですが、間違いなく沼る素質があったと思います。こんな感じであんまり主人公に肩入れができなかった分、すごく楽しめたかなと。

さすがにラストは可哀想で、おじいちゃんをいじめないで(泣)と思ってしまいましたが。

色んな、あれ?や伏線ぽいのあるけど、私のぽんこつ脳にはそんなにわからず(笑)普通にストーリーをただ楽しみましたね。回数重ねて観るとまた違った感想とか出てきたり、他の視点でみれるのかなぁーって作品でした!私は1回しか観てないけんどもね!笑


当時ノーマークの映画だったので、見進めていくにつれての衝撃が気持ちよかった。

てな感じで、洒落たイタリア映画で今日はちょっとふけりたいぜな時におすすめ度★★★★☆

結構楽しめます

今回の感想はあっさりと!

 

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他者からの愛が分からなかった人が

愛を知って愛に溺れるのは、幸か不幸か

 

ビバ!イーサン・ホーク!ストックホルムケース鑑賞の感想 respect for Stockholm

ストックホルム症候群のもとになった事件を題材に作られた映画という

もう

ほら

内容が

気になるやんけ!

◆あらすじ◆

主人公ラースが銀行に押し入り、相棒の釈放と身代金と逃走車を要求するため、女2人と男1人の計3人を人質にする。取引が長期化したことで、次第に人質と犯人の間に奇妙な関係性が生まれていき、、、みたいな内容です。

◆登場人物◆

ラース

イーサン・ホーク

銀行強盗で悪いやつだけど、悪くなりきれない。人間らしく、情があり、抜けててほっとけない感じの印象です。ラースはイーサン・ホーク氏が演じられてます。くぅぅぅぅです。個性的で演技派な彼。素敵です

ガタカの時の若くてシュッとしている感じもいいのですが、やはり私的にはおひげが生えたり、お年を召されて渋めに染まられてきた近年の彼が良きデス。プリデステネーション大好き。なので今回のラース役は良きでした。

人質の女性ビアンカ

ノオミ・ラパス

仕事と家庭を両立して日々を懸命に生きる女性で、勇敢でまじめな印象。正しいことと誤りの分別がとってもつきそうな女性・・・。

そんな聡明な女性が・・・という心理状態になる事が犯罪の恐ろしさだなぁ。あまり、俳優さんに詳しくないのでお名前だけではどなたかわからず・・・すみません。調べると、ミレニアムシリーズに主演されてあるきれいなお方でした。(観たことはないのですが、ドラゴンタトゥーの女のポスターは何度も見たので、あ!あの人か!のやつ。黒髪モヒカンの、あの、アップの、ね!あれよ!ほらあれ!)

 

ラースの相棒グンナ―

マーク・ストロング

ラースとは昔からの知り合いのようで、人となりも理解したうえで仲良くしているようです。

犯罪仲間というか、ま、今回の事件に関しては相棒ってとこでしょう。ラースに助けられたからなのか、腐れ縁的なことなのかわかりませんが、この方も妙に情があります。

そして演じられるのは、哀愁漂うマーク氏。絶妙なカツラです。似合ってなくてかわいい。萌えポイントです。よーーーーくいろんなところで、あ、ここにもマーク氏と彼を発見しますが、静かに怒りそうな印象です。←この個人的意見必要ない(笑)多くは語らないが情に厚い役が多いような、、。すんげ卑劣な役も合いますよね今回ももちろん◎

 

◆感想◆

実際の事件に基づいているとの事ですが、内容はかなり現実離れしていて驚きました。

事実は小説より奇なりとはよく言ったもので・・・。

詳しくはないのでどこまでがフィクションでノンフィクションなのかわかりませんが、

被害者と犯人との間に奇妙な関係が生まれることがある。

現実離れした状況でリアルと思いたくない状況で、恐怖と不安と絶望に襲われているときに、犯人に少し優しくされる(通常は当たり前だと思っていることでも)と心底悪い人ではないのでは・・・本来は良い人なのでは・・・と見えたり感じたり。そもそも正常な判断ができない状況下において判断しているため、やはり正常ではないのかなと。色々悩んではみたものの、

とにもかくにも、

なんだかんだ面白く鑑賞いたしました笑

イーサン・ホークいけてたしな!

 

割とサラッと観れて楽しかったので私的には

おすすめ度★★★★☆でした

 

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『ドラキュラ』鑑賞の感想・・・心酔者続出はしょうがねいです respect for Bram Stoker's Dracula

 

◆あらすじ◆

トランシルヴァニア城主ドラキュラ公は、トルコ軍との戦いに発ち、勝利を収める。しかし、最愛の妃エリザベータのもとへドラキュラ公がなくなったという知らせが届き、憔悴しきったエリザベータは、海へ身を投げてしまう。その事実を知ったドラキュラ公は神への大きな怒りと果てしない絶望の末、吸血鬼と化す。

それから月日がたち、弁護士ジョナサンのもとへドラキュラ伯爵という老人から依頼があり、城へ招かれる。ジョナサンはドラキュラ伯爵を不審に思うが逃げられない。城の吸血鬼に血を吸われるも決死の覚悟で逃亡するが・・・。

時を同じくして、ドラキュラ伯爵(若返ります(笑))とジョナサンの婚約者ミナが出会う。ミナは不思議な魅力の彼にだんだん惹かれて行って・・・。

それに加えて、ミナの友人が吸血鬼になって云々みたいな話が交錯してます。

大筋はラブロマンスかなと。

 

◆登場人物◆

ドラキュラ公/ドラキュラ伯爵

ゲイリー・オールドマン

最愛の妃をなくし、神への怒りと絶望により吸血鬼になってしまうドラキュラ氏。底知れぬ絶望にかられながら、生きながらえる選択肢は自らをも深く傷つけていくような・・・。愛の深さ故の吸血鬼化。なんとも悲しいお人です。そんなドラキュラ伯爵を演じるのは、ゲイリー・オールドマン氏。幅広い役柄を重かったり軽かったりと演じられる様はあっぱれ。今回も老人なドラキュラ伯爵から若返り後まで魅力余すところなくお届けな状態です。不思議な魅力をしっかりと解き放ち、観ているこっちまで完全にホレテマウヤロガイのやつです。

個人的趣味嗜好により、熱量半端じゃないのであとは泣く泣く割愛します。

 

王妃エリザベータ/ミナ

ウィノナ・ライダー

悲しみに暮れ、身を投げてしまう王妃エリザベータと弁護士ジョナサンの婚約者ミナ。芯があり、強さと弱さの混在するまっすぐな女性でなんとも美しいです。これまたぴたり役です。ドラキュラ伯爵とのツーショットは眼福ものです。尊いキアヌ・リーブス氏との共演も多いウィノナ・ライダー氏。今回婚約者同士という役どころですが、なんとも、、、くぅ〜ですね。

 

弁護士ジョナサン

キアヌ・リーブス

ミナの婚約者で真面目でイケメン弁護士のジョナサン。ミナとは美男美女カップルでラブラブ。しかし、結婚目前にして、暗雲が立ちこめます。まだまだお若い頃のキアヌ・リーブス氏。真っ直ぐで優しい青年感でてます。若干残念な雰囲気は(本人は悪くないのですが、そうなる)意外と彼にはハマり役な気がします。やぱ少し影がある方に惹かれちゃうのかしら、、女性って!映画においては、可哀想な立ち位置です。


エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授
司祭
アンソニー・ホプキンス
あらすじに書いた『ミナの友人が吸血鬼になって云々』のとこからラストにかけて重要な役割がある彼。吸血鬼化したミナの友人を救うため奮闘。また、最終的になんやかんやでジョナサンとともにドラキュラ伯爵と対峙します。
名優アンソニー・ホプキンス氏が癖のある雰囲気をえぇ感じでかもされてます。レクター博士の衝撃が強くて、私の中での彼のイメージはそれな感じですが、今回はまた違ったお顔でした。


監督はフランシス・フォード・コッポラ

ソフィア・コッポラ氏のお父上ですね!

 


◆ここから感想◆
 

とりあえず、吸血鬼系は好みなのでその時点で◎
抜群の世界観ですんっと映画の世界に入り込むことに成功、時代を感じさせないほどでうっとりです。

そして、なんといっても常に魅力解き放ちまくりなゲイリー様。溢れんばかりのかっこよさよ。ドラキュラ伯爵として老人というか…完全に化け物な感じで登場された時は、怪しすぎだろと思ったけんども、若返った時の登場シーンで完全に悩殺。のう、さつ。
結局どんな伯爵でも愛せる気がしてきます。

真っ赤な甲冑に身を包むもよし、時代の衣装を身にまとわれたシルクハット的な彼もまたよし、はだけても化け物みたいでも何してもよし。

はなまるあっぱれ素晴らしきかな。

若き日のキアヌ・リーヴス氏も出ておりますが、そんなイケメンも何のその。ウィノナ・ライダー氏の美しさも相まって鼻血ものでした。興奮

 

この映画によってゲイリー様大好きが悪化しました。 

ヴァンヘルシングなアンソニー氏も活躍でしたが題名なだけあってドラキュラ様完全勝利。(好み)はぁ、なんて魅力的なんでしょう・・・

 

深い愛・・・

離れられない必然・・・

せつない運命・・・

諸々が乙女脳思考回路にダイレクトに働きかけてくれました。素敵な演出と演技とで『二人だけの世界』感炸裂で非常に◎。

感想でも、本編でも置いてかれてる感のキアヌ様非常にすみませぬ。


寂しいとき私にもこんな運命あると信じたいわお涙ポロリな夜に
オススメ★★★★★です。

 

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鑑賞後即刻ブルーレイぽちったゼd('ω' )

文中あっぱれだらけの感想やったな笑

 

『ケーブルガイ』鑑賞の感想 respect for cable guy

 

 

 ◆あらすじ◆

新たな生活の為、引越しをした主人公のスティーブン。ケーブルテレビを申し込んで、配線工事の作業員が家にやってくるが、そいつは超絶慣れ慣れしい変なヤツ。親切でお人好しな主人公の性格のおかげで、なんやかんやで仲良くなる二人だったが・・・。主人公がケーブルガイにぶんぶん振り回されていきます。

 


◆登場人物◆

〇なんとも破天荒なケーブルガイ(ジム・キャリー氏)
  作業時間には遅れる、何をするにも行きすぎやりすぎ。意図的に突飛な所業の数々には幼少期の経験が・・・?とりあえず、自分の人生には絶対かかわってほしくないタイプ。
ケーブルガイを演じるのは、キャラクターな役柄をしっかりと演じきるジムキャリー氏。
今回の作品でも振り切った演技が炸裂してました。

〇人生めちゃくちゃにされるお人好し男の主人公スティーブン(マシュー・ブロデリック氏)
  恋人に振られ、傷心なうなスティーブン。
根が優しくお人好しで、仕事のできるサラリーマン。だけどなんかパッとしない印象。
ティーブン演じるのはマシュー・ブロデリック氏。
顔を見たらなんか見たことある!ってな感じの彼(笑)お人好しな雰囲気ばっちりfaceです。
奥様はSEXANDTHECITYで有名なサラ・ジェシカ・パーカー

監督は俳優としても活躍されているベン・スティラー氏(出演もされています)です。

 

◆感想◆

キャラがすこぶる際立っててストーリーよりキャラに気を取られてしまいました。呆気


ケーブルガイのぶっとんだやり方・関わり方で予想していない方向に主人公スティーブンの人生がどんどん展開していくので一つひとつの出来事に、えっ!?と思っている間に事が進んでいきます。(スティーブンもそんな感じだったのでは)

ジムキャリー氏といえば、個人的にはMASKのイメージが強いのですが、
キャラの濃さで言えば全く引けを取らない逸品です。
ケーブルガイ、さすがです。

凡人の私は主人公に感情移入してしまい、途中から結構いやな感情がわちわち。
展開していくにつれて、

んー。な気持ちになりました。
とりあえず、気の毒。
おいおい、なんでそうなる!とスティーブンにもよく理解できない点が多々ありつつ。

終盤には「ケーブルガイ」になった背景がチラリズムなので、悲しくもあり、少し彼に同情できなくもないかなと思わなくもなかったですが・・・。
まぁ結局やってることがぶっ飛びすぎて受け入れられない(笑)

個人的には物語の展開はあまりタイプではありませんでしたが、作りこまれている感じのケーブルガイというキャラクターに観てて圧倒されました。

家庭環境・社会問題的なものの産物としてケーブルガイが産まれたと考えると
結構なホラー要素があるかもです。
案外、リアルなのかも・・・と思うとぞっとしてしまう感じでした。

個人的にはオススメ度★★★☆☆

てとこでした。

 

 

『ケーブルガイ』

 

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段々と周りを含め侵食されていく様が印象的でした。